AI活用 / 公開 2026/8/28 / 更新 2026/9/14
生成AIを会社で利用するときの注意点
生成AIを業務利用する前に、情報管理、確認責任、利用ルールを整える方法を説明します。
社内ルールを作る5ステップ
- 1生成AIを使う業務を洗い出す
- 2入力してよい情報を整理する
- 3使うサービスと確認手順を決める
- 4文書化して周知する
- 5運用しながら見直す
生成AIを業務で使い始める前に、「便利だから使う」だけで終わらせず、情報の扱い方と確認の仕組みを整理しておくことが必要です。ルールを決めずに使い始めると、意図せず機密情報を外部サービスへ入力してしまう、誤った内容をそのまま使ってしまう、といったリスクにつながります。
確認しておきたい4つの観点
情報管理
個人情報や取引先の機密情報、社外秘の資料を、どこまで生成AIへ入力してよいかを決めます。サービスによって、入力した内容の扱い(学習に利用されるか、保存期間はどのくらいかなど)が異なるため、利用するサービスの規約を確認したうえでルールを作ります。
入力先のサービス
無料で使える生成AIサービスを個人の判断で自由に使う状態が続くと、情報がどこに、どのように渡っているか会社として把握できなくなります。業務で使用してよいサービスをあらかじめ決めておくことが望ましいです。
保存範囲
生成AIとのやり取りや、生成された文章・データを、どこにどのくらいの期間保存するかを決めておきます。特に、個人情報を含むやり取りは、保存ルールを明確にしておく必要があります。
出力の確認者
生成AIが作成した文章やデータをそのまま使うのではなく、誰が、どのように確認してから使用するかを決めます。生成AIは誤った内容やもっともらしい誤情報を出力することがあるため、人による確認工程を省略しないことが重要です。
利用を禁止するだけでは解決しない
「リスクがあるから使用禁止」とするだけでは、担当者が個人のアカウントでこっそり使う、といった管理の届かない利用が発生しやすくなります。禁止するのではなく、入力してよい情報の範囲と、確認手順を明文化し、安全に使える状態を作ることが現実的な対応です。
社内ルールを作るときの進め方
- どの業務で生成AIを使いたいか、または使われているかを洗い出す
- 業務ごとに、入力してよい情報とよくない情報を整理する
- 使用してよいサービスと、利用時の確認手順を決める
- ルールを文書化し、利用者へ周知する
- 運用しながら、実態に合わせてルールを見直す
サービス導入と合わせて見直す
生成AIの利用ルールは、一度作って終わりではなく、新しいサービスの導入や業務範囲の拡大に合わせて見直していく必要があります。AI導入を検討する際は、機能や効果だけでなく、情報管理の仕組みも合わせて設計することをおすすめします。詳しくは中小企業向けAI導入支援をご覧ください。
30分の無料相談で確認できること
「社内でルールを作りたいが何から決めればよいか分からない」という段階でも相談できます。30分の無料相談では、現在の生成AI利用状況や懸念点を伺い、整理すべき項目を一緒に確認します。
よくある質問
- 生成AIの利用を禁止すればリスクはなくなりますか?
- いいえ。禁止するだけでは、個人アカウントでの管理外の利用が発生しやすくなります。入力してよい情報の範囲と確認手順を明文化することが現実的です。
- どの情報を生成AIに入力してはいけませんか?
- 個人情報や取引先の機密情報などは注意が必要です。サービスの規約や保存期間を確認したうえで、業務ごとに判断します。