業界別AI / 公開 2026/8/28 / 更新 2026/9/14
コールセンターにAIを導入する方法
通話前・通話中・通話後・管理者の視点から、コールセンターAI活用の進め方を考えます。
4つの場面で考えるAI活用
- 1通話前履歴・FAQを事前に確認
- 2通話中文字起こし・FAQ候補の表示
- 3通話後要約・履歴・分類の下書き
- 4管理者件数・傾向の集計と品質管理
コールセンターへのAI導入は、「通話を自動応答に置き換える」ことだけを指すわけではありません。通話前・通話中・通話後・管理者という4つの場面に分けて考えると、どこから着手できるかが見えやすくなります。
4つの場面で考えるAI活用
通話前
過去の問い合わせ履歴やFAQを事前に確認できるようにしておくと、オペレーターが状況を把握したうえで対応を始められます。よくある問い合わせを分類し、参照しやすい形にまとめておくことが土台になります。
通話中
音声のリアルタイム文字起こしや、FAQ候補の表示など、オペレーターを支援する形での活用が検討しやすい領域です。回答をAIに任せきりにするのではなく、候補を提示し、最終的な判断はオペレーターが行う構成にすると、品質を保ちながら導入できます。
通話後
要約作成、対応履歴の記録、分類作業など、通話後に発生する事務作業は自動化の対象になりやすい部分です。手入力していた要約や記録の下書きをAIが作成し、オペレーターが確認・修正する流れにすると、負担を減らしながら記録の質を保てます。
管理者
対応件数、対応時間、よくある問い合わせの傾向などを集計し、品質管理や人員配置の検討に使う場面です。個々の通話内容を要約データとして蓄積しておくと、傾向の把握がしやすくなります。
導入の進め方
コールセンターは顧客対応に直結するため、いきなり全体を切り替えるのではなく、影響範囲の小さい部分から段階的に進めることが重要です。
- 通話後の要約・記録作成など、顧客に直接影響しない業務から始める
- オペレーターの確認を必ず残す構成にする
- 一部の対応、または一部のオペレーターで試し、回答品質を確認する
- 問題がなければ対象範囲を広げる
導入前に確認しておきたいこと
- 現在、通話内容や履歴をどのように記録しているか
- 要約や分類の基準が担当者によって異ならないか
- 個人情報や通話内容の取り扱いルールが整理されているか
- 導入後、誰が結果を確認する役割を持つか
これらが曖昧なままAIを導入すると、確認作業がかえって増えてしまうことがあります。現在の運用を整理してから対象範囲を決めることが、無理のない導入につながります。
自社のコールセンター業務のどこから検討できるかは、コールセンターAI活用支援で整理しています。電話対応そのものの自動化範囲については、電話対応はAIでどこまで自動化できる?もあわせてご覧ください。
30分の無料相談で確認できること
「まず何から検討すればよいか分からない」という段階でも相談できます。30分の無料相談では、現在の通話対応や事後処理の流れを伺い、AI活用を検討できそうな部分を整理します。
よくある質問
- コールセンターのAI導入はどこから始めればいいですか?
- 通話後の要約・記録作成など、顧客に直接影響しない業務から始めることをおすすめします。
- オペレーターの判断は不要になりますか?
- いいえ。AIは候補の提示や下書き作成を担い、最終的な確認・判断はオペレーターが行う構成にします。